
なぜ職種転換を選んだのか
ご相談者は30代前半・匿名。前職はIT×インサイドセールス(正社員)で、見込み顧客の育成、SFA管理、メール/電話でのアポイント創出などを担当。
「過去の経験は活かしつつ、営業から事務へキャリアチェンジしたい」——希望年収は300万円台後半、転職前年収も同レンジ。背伸びはしない、でも働き方と役割を変えたい。そんな等身大のご相談でした。
最初のつまずき(転職2回目・短期離職の壁)
応募自体は進むものの、書類や一次面接で“短期離職”が気にされる。さらに職種転換では「事務に必要な正確性・継続運用・改善提案を、営業経験からどう証明するのか?」が問われます。
言い換えると、“続けられる理由”と“事務での再現性”が採用側の知りたいこと。ここを具体で示せるかが勝負どころでした。
私たちが一緒にやったこと(3つ)
① 強みの明文化(営業→事務の翻訳)
インサイドセールスで培ったSFA運用、KPI集計、メールテンプレのABテスト、問い合わせ対応のSLA管理を、事務の文脈で言語化。
例:「月次KPI集計の誤差ゼロ運用」「SFAレコードの欠損率△%改善」「定型メールの応答率+◯pt」
“数字で語れる事務”の骨子を職務経歴書へ反映しました。
② 短期離職の転職理由設計
“環境が合わなかった”ではなく、職務適性×キャリア選好で説明。
何に違和感があり、どの行動で確かめ、どんな学びを得たか
その学びが次の職務(事務)でどう活きるか
を結論→根拠→事例の順番に整理。面接でブレない“1分版”も作成しました。
③ 事務での再現性を見せる簡易ポートフォリオ
実務ベースで月次KPIダッシュボード(架空データ)/業務マニュアルの目次と1ページサンプル/依頼受付フォーム(想定)を作成。“運用できる人”をひと目で伝えるセットに。
選考が進んだ流れ(タイムライン)
W1:キャリア棚卸し/強みの翻訳(営業→事務)
W2:職務経歴書リライト&ポートフォリオ作成/2社応募
W3:一次面接対策(短期離職の説明1分版/逆質問テンプレ)
W4:最終面接1社(業務管理の想定課題に回答)→ 内定
初回面談から1ヶ月以内でオファーに至りました。
結果と評価ポイント
内定職種:業務管理(事務)
年収:300万円台後半 → 400万円台前半(レンジ上振れ)
働き方:1社目の経験(SFA・KPI運用)を活かしつつ年収アップ
採用側の評価は、“数字×運用”で語れる事務適性があること
短期離職の説明が前向きで一貫していたこと(再現性のある学び)
業務設計・改善の視点(マニュアル化/フォーム設計)が具体だったこと
の3点でした。
ご本人の一言
「“やり抜ける業務”と“貢献できる形”を言葉にしたら、不安が説明に変わりました。」
いま同じ悩みを抱えている方へ
短期離職=不利は固定観念です。理由の設計と学びの接続があれば“納得感”は作れます。
職種転換は翻訳ゲーム。営業の成果を事務のKPI(正確性・期限遵守・運用改善)に置き換えて語りましょう。
提出物は完璧でなくてOK。ダッシュボード1枚/マニュアル1ページでも“運用できる人”は伝わります。
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